都内で一番好きな美術館、
東京都庭園美術館が今月リニューアルオープン。
ロゴもブラッシュアップされ、全体的にアールデコをよりわかりやすく、より強調したコミュケーションになった印象。HPやカタログの写真もリニューアルし、歴史ある建物の魅力が一層伝わります。
年内は「アーキテクツ/1933/Shirokane アール・デコ建築をみる」という展示で、建物の歴史、そして修復についての展示です。年明けからは「幻想絶佳 :アール・デコと古典主義」に切り替わり、アールデコのもつ古典を源泉とする幻想性を愉しめます。
庭園美術館は、建造物自体が歴史的作品であり美術品でもあります。絵画等の展示がはじまると、建物の一部は展示物で覆われてしまうので、建造物全体を楽しみたい場合は年内にがオススメです。壁紙の復刻、ラジエーターカバーや通風口の意匠も見ごたえがあります。庭園のほうは紅葉が美しく見頃でしたが、まだ整備中で来年より順次公開だそうです。残念。
ホワイトキューブを備える新館はとてもコンパクトですが、本館とのバランスもよい佇まい。杉本博司ディレクションというのは関わり具合がよくわかりませんが、本館からのアプローチにあるガラスの壁は印象的です。
特に壁におちるガラスの影がやわらかで、まるでソファのよう。
その後プラチナ通りを散歩して、アーヴィングプレイスでお茶。のんびりできました。
ちなみにランチは都立大のHibusumaで小籠包。
芸術の秋、食欲の秋を満喫しました。

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