インデックス投資女子 Around40 Happy Life■インデックス投資実践中 ≫ 「最大損失額×○年」はダメ、絶対!なワケ

「最大損失額×○年」はダメ、絶対!なワケ

Twitterで「最大損失額×○年」という計算をしている方を見かけて、その把握の仕方は違うよと伝えたけど、うまく言えなかったので記事にしようと思います。その方はちゃんと理解しているとのことだったので問題ないのですが、わたしはこんな風に理解してるよっていうメモ。


■だってわたしもこの落とし穴に落ちたもん!
昨年秋にアセットアロケーションをつくってるとき、期待リターンとリスク(標準偏差)について学びました→【学び編5】日本債券パワー炸裂?|初心者のアセットアロケーション設計体験

この回で、「最大損失=投資金額×{期待リターン-(標準偏差×2)}」という式を知りました。最大損失が数字で把握できるなんて便利だな、ひゃほーい!と浮かれて、大前提である期待リターンと標準偏差は年率なんだから、最大損失も単年だよってことってことを見落としちゃいました。

この見落としについては、諸先輩方にナイスタイミングでtwitterで教わることができて、なんとか一命をとりとめました→【学び編5|おまけ】期待リターンとリスク(標準偏差)は年率ですよ!
ううう、その節はありがとございましたー!このことをちゃんと把握したことで何が一番よかったかというと、リスクに対してウッカリ甘くならないってことです。


■最大損失は「単年」での目安だよ
最大損失=投資金額×{期待リターン-(標準偏差×2)}
この式に入れる期待リターンと標準偏差は年率です。今年だけ。来年は全く別。つまり、最大損失は単年の把握としてしか見ちゃダメってことです。

・もっと悪いことが起きる確率が数%あるよ
さらに2標準偏差は95.4%の確率でこの値におさまるとはいえ、残り約5%の確率でもっと悪いことが起きるんだよってことも示されています。だから最大損失はギリギリに設定しちゃダメ。この危機感忘れちゃダメ。

・複数年の最大損失は計算できないよ
そしてもっともダメなのは「最大損失額×○年」ってしちゃうこと。最大損失を単年でなく、投資期間全体や複数年の損失計算の目安にしちゃダメ、絶対!


■「最大損失額×○年」はダメ、絶対!な理由
・単年でさえ、もっと大きな損失が起こる確率があることを忘れちゃうからダメ、絶対!
2標準偏差でも、残り約5%の確率でもっと悪いことが起きるんだよってことをきっと忘れちゃう。○○ショックになったら、単年のうちに想定している最大損失よりずっと大きな損失が生まれます。そのことを忘れて最大損失に向き合っちゃダメー。

・リスキーな投資に傾きやすくなったり、同時に守りも甘くなるかもしれないからダメ、絶対!
たとえば2標準偏差で18万5千円の最大損失(単年)を導き出したときに、ここから10年間の最大損失目安を導きだせるのでは…と誤った認識をしてしまうと「最大損失額×10年」で「最大で185万程度の損失」という更なる誤解をすることになります。

すると、こんなふうに誤解が続くかもしれません。月々3万円積立投資をするから、10年で360万積立投資することになるなあ。単年で18万5千円の最大損失なら、10年なら最大損失185万減るってことかなあ、10年間のリスク資産のうち半分が減るくらいってことかあ。なーんだ思ったより大したリスクじゃなさそうだなあ。だったらもっとリスクをとってもいいかなあ。もっと無リスク資産を減らしてもいいかなあ、生活防衛資金を減らしてもいいかなあ…というふうに誤解が誤解を生んで危ないことになりかねません。

大前提である「年率」「単年」ということを忘れると、損失を小さく捉えすぎてリスキーな投資に傾きかねない、さらには無リスク資産や生活防衛資金への認識が甘くなりかねないです。せっかくアセットアロケーションで生活防衛資金を確保して、リスク資産と無リスク資産をわけて、いざいざってときに、こんなところでリスクの把握方法を間違えたら台無しだよー。



そんなわけで、わたしが最大損失に対する認識不足を諸先輩方にご指摘いただいたときは、そっか単年か…だからこそリバランスが大事なんだなあと理解して終わりました。でももしそれを分かっていたとしても、単年の目安である最大損失を複数年で掛け算することがいかにリスク把握として間違っているか、そして更にリスキーなことを引き寄せてるかってことを詳しく書いてみました。一番心配なのは、無リスク資産や安全資産を小さく見積もりかねないってところです。ひやひや。
にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ 
関連記事

コメント

1. 無題

歴史的に見ても株価が高くなってる今、この局面で積み立てを始めると、政府の介入がひと段落したりリーマンショクみたいなことが起きたりした時に含み損の期間がとんでもなく長くなる危険性はないですか?リーマンショクみたいな株価が暴落する時をまって、そこから投資を始めた方がいいような気がしてて、、
ドルコスト平均法は場合によっては平均購入価格を下げる良い方法だとおもうのですが、私やブログ主さんのように今(高い株価を記録している時期)に積み立てを始める場合には、はやく始める分むしろ平均購入価格を上げてしまうような気がするのです。
考えを伺いたいです。。

2. Re:無題

>新成人さん
コメントありがとうございます。
わたしは今が高値だと知らずに投資をはじめたくらいですので、新成人さんの金融リテラシーの高いご相談におどろいています。す…すごい!

いつ始めるか、どう始めるか、もうそれはひとそれぞれなので、いつがいいですとはお答えしかねます。

ただ、わたしは今が高値だと知っても投資を継続しています。それは「思い立ったが吉日」だったんじゃないの?と思っているからです。

いつ下落するか、どれくらい続くかは全くわかりません。そして何度くるかも分かりません。出口できちゃったらどうするの問題もありますよね。そう考えると、じぶんで今だと思うタイミングをじぶんではかるしかないですね。

3. Re:Re:無題

>opalさん

なるほど。。
そうですよね!私たちは先のことは分からないっていうことを胸に刻んで、ドルコスト平均法を取るんですもんね笑
わざわざお返事ありがとうございました!

4. Re:Re:Re:無題

>新成人さん
そうなんですよね。
明日暴落すると知っていれば待つけど、わかんないからドルコストってことで。

こちらこそコメントありがとうございました!

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサードリンク

プロフィール

Author:opal (おぱる)
アラフォー、既婚、会社員。インデックス投資信託を2014年8月からコツコツ毎月積立してバイアンドホールドを目指す。貯蓄、倹約そして浪費の日々もメモ。
弊ブログでは「アセットアロケーション」は無リスク資産を含み、生活防衛資金は含みません。「ポートフォリオ」「リスク資産配分」はリスク資産部のみを指し、無リスク資産や生活防衛資金は含みません。

【メディア掲載履歴】
日経ヴェリタス2015年11月15日号
Yen SPA! 2016年 冬 1/12号
follow us in feedly

 

オススメ投資本

検索フォーム

スポンサードリンク