インデックス投資女子 Around40 Happy Life ≫ 旅行 ≫ 【オススメルート編】長崎&五島3泊4日 鉄川与助の世界遺産候補 教会建築巡り

(福江島/水ノ浦教会)
長崎と五島(中通島&福江)の教会を巡りました。長崎市内だけでなくいくつもの島に教会が多くあるので、わたしは五島の棟梁鉄川与助の建築を巡ることにしました。鉄川与助は、来年には世界遺産認定される予定の「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」のうち5つを手掛けた五島出身の棟梁です。ゴシック様式を土地の素材を使いながら取り入れ、荘厳な雰囲気にどこかあたたかで素朴な雰囲気のある建築です。いつか見てみたいと思っていた鉄川与助の建築教会、今回は世界遺産構成資産候補2つを含めて巡りました。
島へのアクセスや料金、それぞれの巡り方などはネットで調べてもなかなか出てこなかったので、私の場合をメモ。もしこれから行く方の参考になればと思います。
天主堂と呼ぶものもありますが教会の旧称です。いまは教会として機能していない箇所については「天主堂」と呼んでもよい気がしますが、わたしのブログでは根拠のない混在をさけるため基本的には「教会」で統一させていただきます。

【長崎市】
浦上教会(旧浦上天主堂鐘楼★)
大浦教会(旧長崎大司教館★)…国宝/世界遺産構成資産
馬込教会(外観のみ)
神の島教会(船窓より鑑賞)

【中通島/上五島町】
頭ケ島教会★…国の重要文化財/世界遺産構成資産/鉄川与助唯一の石造教会
旧鯛の浦教会
大曽教会★…長崎県指定有形文化財
冷水教会★…鉄川与助が最初にてがけた教会
青砂ヶ浦教会★…国の重要文化財

【福江島/五島市/通称「下五島」】
福江教会(外観のみ)
水ノ浦教会★
楠原教会★
楠原牢屋跡
堂崎教会★…長崎県指定有形文化財
浦頭教会
星印が鉄川与助建築です。今後それぞれ見学した様子を記事にします。そのときに竣工年や教会の保護者もメモしていきます。特に急いで巡ったわけでもなく、じっくりマイペースにしっかり鑑賞してこの数。中通島と福江島では観光タクシーをそれぞれ3時間使いました。もっと朝早くから動いていればもっと巡れたかもしれませんが、それでも奈留島の江上教会(鉄川与助建築/重要文化財/世界遺産構成資産候補)に行く余裕はありませんでした。もう一泊すれば、そして天気がよく船がうまく動けば奈留島だけでなく久賀島の旧五輪教会(重要文化財/世界遺産構成資産候補)にも行けたかも。でも帰りの船が欠航なったらと考えると、飛行機の便指定がされているひとはかなり注意しないと危険。
長崎からスタートし、アクセスと時間の都合から中通島に向かい、最後に福江島。偶然このルートになったのですがとても良かったです。オススメ!
長崎の浦上教会と大浦教会は、長崎キリスト教史上ランドマーク的存在。1865年に浦上の信徒が大浦教会のプチジャン神父に会いに行き、250年もの弾圧を耐え抜いた信徒が教会に発見されるに至りました。そして大浦教会は二十六聖人(1597年殉教)を教会の保護者とする教会であり、日本で最初に殉教者と認められた日本二十六聖人にささげられています。
長崎と五島の教会建築を巡る場合、ここを起点とするのがオススメできる理由は、大浦教会のキリシタン資料室にあります。隠れキリシタンの資料、宣教師が布教に使ったド・ロ版画など当時の様子がわかりやすく展示されているので、基礎知識の入手にちょうどよい場所になっています。また一方で現在も教会に属せずカクレキリシタンとして信仰を続けている信者の方々がいます。彼らが神父に頼らずどのように信仰を守ってきたかなど、その様子をうかがうことができます(今現在では少し違うところもあると思いますが)。また、もう少し二十六聖人について知りたい方は、日本二十六聖人記念館もオススメ。
長崎の次に中通島に行きました。有川港の鯨賓館ミュージアム(入館料200円)は外せません。鯨?と思いましたが、2階の一角が上五島の教会紹介と鉄川与助についての展示になっています。ほんのちょっとですが、当時の設計図や大工道具、写真などがありますのでオススメ!また有川港には上五島と下五島を合わせた観光パンフレットが充実しているので、ぜひ1Fであれこれ集めてください。福江港には上下五島を俯瞰し、各地からの船でのアクセスや時刻表が記載させている詳しいパンフレットはそれほどありませんでした。
これ全部、中通島でいただいたもの。有川港でもらったり、タクシーの運転手さんもたくさんくださいました。特に運転手さんがくださった「新上五島町」というパンフレットはコンパクトなのにアクセス一覧と時刻表がついていて本当に便利!PDFでいいからネットにアップすればいいのにーってくらい。ちなみに、中通島の観光タクシーはとっても充実していたのでこれも今度記事にします。

その他、上五島と下五島の観光をジャンル別(海や教会など)に紹介し、大きな地図と一緒にフェリーやジェットフォイルなどアクセス一覧表があるパンフレットは便利で、福江の宿の方にお見せしたらこんないいもの見たことない!とおっしゃるので差し上げました。
というわけで、長崎のキリスト教史や隠れキリシタンについての下調べ、そして五島の各島へのアクセスなどを確認するには中通島のほうがとっても詳しかったので、この長崎→中通島→福江ルートがかなりオススメ!です。これから何回かにわけて長崎&五島の鉄川与助の教会建築巡りを書いていきます。
たのしかったよー!あ、ちなみにあちこちで信徒さんですか?と聞かれたけども、ただの教会建築&美術好きです。
関連記事<おでかけ準備編>
■【オススメルート編】長崎&五島3泊4日 鉄川与助の世界遺産候補 教会建築巡り
■【お役立ちサイト&書籍編】長崎&五島3泊4日 鉄川与助の教会建築巡り
■【総額約95,450円 全アクセス&料金まとめ編】長崎&五島 3泊4日 鉄川与助の世界遺産候補 教会建築巡り レンタカーを使わなくても大丈夫
【オススメルート編】長崎&五島3泊4日 鉄川与助の世界遺産候補 教会建築巡り
- 2015/07/23

(福江島/水ノ浦教会)
長崎と五島(中通島&福江)の教会を巡りました。長崎市内だけでなくいくつもの島に教会が多くあるので、わたしは五島の棟梁鉄川与助の建築を巡ることにしました。鉄川与助は、来年には世界遺産認定される予定の「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」のうち5つを手掛けた五島出身の棟梁です。ゴシック様式を土地の素材を使いながら取り入れ、荘厳な雰囲気にどこかあたたかで素朴な雰囲気のある建築です。いつか見てみたいと思っていた鉄川与助の建築教会、今回は世界遺産構成資産候補2つを含めて巡りました。
島へのアクセスや料金、それぞれの巡り方などはネットで調べてもなかなか出てこなかったので、私の場合をメモ。もしこれから行く方の参考になればと思います。
合計14か所。9か所の鉄川与助の教会建築と5か所の教会を巡りました
天主堂と呼ぶものもありますが教会の旧称です。いまは教会として機能していない箇所については「天主堂」と呼んでもよい気がしますが、わたしのブログでは根拠のない混在をさけるため基本的には「教会」で統一させていただきます。

【長崎市】
浦上教会(旧浦上天主堂鐘楼★)
大浦教会(旧長崎大司教館★)…国宝/世界遺産構成資産
馬込教会(外観のみ)
神の島教会(船窓より鑑賞)

【中通島/上五島町】
頭ケ島教会★…国の重要文化財/世界遺産構成資産/鉄川与助唯一の石造教会
旧鯛の浦教会
大曽教会★…長崎県指定有形文化財
冷水教会★…鉄川与助が最初にてがけた教会
青砂ヶ浦教会★…国の重要文化財

【福江島/五島市/通称「下五島」】
福江教会(外観のみ)
水ノ浦教会★
楠原教会★
楠原牢屋跡
堂崎教会★…長崎県指定有形文化財
浦頭教会
星印が鉄川与助建築です。今後それぞれ見学した様子を記事にします。そのときに竣工年や教会の保護者もメモしていきます。特に急いで巡ったわけでもなく、じっくりマイペースにしっかり鑑賞してこの数。中通島と福江島では観光タクシーをそれぞれ3時間使いました。もっと朝早くから動いていればもっと巡れたかもしれませんが、それでも奈留島の江上教会(鉄川与助建築/重要文化財/世界遺産構成資産候補)に行く余裕はありませんでした。もう一泊すれば、そして天気がよく船がうまく動けば奈留島だけでなく久賀島の旧五輪教会(重要文化財/世界遺産構成資産候補)にも行けたかも。でも帰りの船が欠航なったらと考えると、飛行機の便指定がされているひとはかなり注意しないと危険。
長崎をスタートにすれば長崎のキリスト教史の基礎知識もバッチリ
長崎からスタートし、アクセスと時間の都合から中通島に向かい、最後に福江島。偶然このルートになったのですがとても良かったです。オススメ!
長崎の浦上教会と大浦教会は、長崎キリスト教史上ランドマーク的存在。1865年に浦上の信徒が大浦教会のプチジャン神父に会いに行き、250年もの弾圧を耐え抜いた信徒が教会に発見されるに至りました。そして大浦教会は二十六聖人(1597年殉教)を教会の保護者とする教会であり、日本で最初に殉教者と認められた日本二十六聖人にささげられています。
長崎と五島の教会建築を巡る場合、ここを起点とするのがオススメできる理由は、大浦教会のキリシタン資料室にあります。隠れキリシタンの資料、宣教師が布教に使ったド・ロ版画など当時の様子がわかりやすく展示されているので、基礎知識の入手にちょうどよい場所になっています。また一方で現在も教会に属せずカクレキリシタンとして信仰を続けている信者の方々がいます。彼らが神父に頼らずどのように信仰を守ってきたかなど、その様子をうかがうことができます(今現在では少し違うところもあると思いますが)。また、もう少し二十六聖人について知りたい方は、日本二十六聖人記念館もオススメ。
五島の教会巡りの起点は有川港!上五島の教会と鉄川与助の展示がある
長崎の次に中通島に行きました。有川港の鯨賓館ミュージアム(入館料200円)は外せません。鯨?と思いましたが、2階の一角が上五島の教会紹介と鉄川与助についての展示になっています。ほんのちょっとですが、当時の設計図や大工道具、写真などがありますのでオススメ!また有川港には上五島と下五島を合わせた観光パンフレットが充実しているので、ぜひ1Fであれこれ集めてください。福江港には上下五島を俯瞰し、各地からの船でのアクセスや時刻表が記載させている詳しいパンフレットはそれほどありませんでした。
これ全部、中通島でいただいたもの。有川港でもらったり、タクシーの運転手さんもたくさんくださいました。特に運転手さんがくださった「新上五島町」というパンフレットはコンパクトなのにアクセス一覧と時刻表がついていて本当に便利!PDFでいいからネットにアップすればいいのにーってくらい。ちなみに、中通島の観光タクシーはとっても充実していたのでこれも今度記事にします。

その他、上五島と下五島の観光をジャンル別(海や教会など)に紹介し、大きな地図と一緒にフェリーやジェットフォイルなどアクセス一覧表があるパンフレットは便利で、福江の宿の方にお見せしたらこんないいもの見たことない!とおっしゃるので差し上げました。
というわけで、長崎のキリスト教史や隠れキリシタンについての下調べ、そして五島の各島へのアクセスなどを確認するには中通島のほうがとっても詳しかったので、この長崎→中通島→福江ルートがかなりオススメ!です。これから何回かにわけて長崎&五島の鉄川与助の教会建築巡りを書いていきます。
たのしかったよー!あ、ちなみにあちこちで信徒さんですか?と聞かれたけども、ただの教会建築&美術好きです。
関連記事<おでかけ準備編>
■【オススメルート編】長崎&五島3泊4日 鉄川与助の世界遺産候補 教会建築巡り
■【お役立ちサイト&書籍編】長崎&五島3泊4日 鉄川与助の教会建築巡り
■【総額約95,450円 全アクセス&料金まとめ編】長崎&五島 3泊4日 鉄川与助の世界遺産候補 教会建築巡り レンタカーを使わなくても大丈夫


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