今日会社の総務部から電話があって「おぱるさん、確定給付企業年金(DB)になったから、個人型確定拠出年金(DC)をとめてもらって!」と連絡がありました。
えーーーーー!
まじかーーー!
今年の2月から個人型確定拠出年金(DC)に加入したばっかりなのに、まさかの確定給付企業年金(DB)だとー!?しかもしかも、実はすでに数ヶ月前からDBに加入しているはずのひとだったそうです。
DCをやめ、脱退一時金をもらうことにする
DBに加入するということは、DCに拠出できなくなるってことです。通常だとDCをやめて今後の拠出をしないようにする。そしてこれまでDCに拠出した分を運用だけする運用指図者となり、60歳以降そのオカネを受けとることになります。
わたしの場合は、総務部のひとからあまりに運用期間が短いから一時金受け取りの請求をしたほうがいいかもとアドバイスをいただきました。たしかに数万円を20年後に請求するのはしんどい。忘れちゃったり、めんどくさがっちゃうかも。今のうちに返金してもらうように手続きしてみることにしました。
まずは、国民年金基金連合会と運用管理機関に必要書類の確認と請求をする
総務部からも詳しいことは国民年金基金連合会に問い合わせてみるのが確かだから、まず連絡してねと言われました。次に運用管理機関(わたしの場合は野村證券)に連絡です。基礎年金番号を確認してから電話します。
■国民年金基金連合会と運用管理機関に確認すること
1.確定給付年金(DB)に加入することになったので、個人型確定拠出年金(DC)をやめたい。必要な届け出はなんですか?
→運用管理機関から「加入者の資格喪失届」を送るので記入し、「DB加入証明書」を添付して返送してください。
2.DCで運用していたオカネと、DBに加入後に拠出したオカネを返してもらいたい。必要な手続きはなんですか?
→運用管理機関から「脱退一時金請求届」を送るので、記入して返送してください。(DCで運用していたオカネの返金)。
→1の「加入者の資格喪失届」と「DB加入証明書」の届出で還付します。(DB加入後に拠出したオカネの返金)。
手続きの届出書についての問い合わせ先は運用管理機関ですが、不明点などあるときには国民年金基金連合会のほうが詳しく答えてくださるので、両方に問い合わせることをおすすめします。今回もおかげであっという間に必要な手続きがわかってスムーズでした。
DB加入後にDCに拠出していた分は還付される(手数料有)
わたしがDCに拠出していたオカネは、DB以前と以後に分けるかたちでそれぞれ請求すると返金されるということがわかりました。
■DB加入前に運用していたDC
DCで運用していたオカネです。
数ヵ月の拠出でしたが、このぶんを返金してもらいます。
・必要書類→「脱退一時金請求届」
・返金されるオカネ→DC加入手数料、月々の運用管理費を除いた金額。
■DB加入後に拠出したDCのオカネ
DBに加入しているので、DCで運用されず還付されます。
・返金されるオカネ→拠出金額から還付手数料を除いた金額。
※還付手数料が432円+1029円=1461円かかるそうです。
ショック。加入時の手数料と運用時の手数料はもちろん戻らず、運用していない拠出金も還付手数料を引いた額しか戻りません。あたりまえっちゃあたりまえだけど、こないだはいったばっかりなのにー。ひえーって感じです。
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DC加入者拡大の法律案は今後どうなるのか
今年の4月に確定拠出年金の一部改正法律案が提出されました。
http://dc.morningstar.co.jp/node/1497公務員や主婦の加入だけでなくDB加入者もDCに加入できるようになる案です。DB加入者の拠出限度額は年間わずか14.4万円の予定ですがゼロよりまし。この法案が通るとしたら、いまやめようとしているDCはやめずに運用指図者としてちょっと様子をみていたほうがよいかもしれません。また加入したらまたまた加入手数料かかっちゃうしなあ。
手続きをしながらどっちがよいのか、もうちょっと考えてみようと思います。
あーあ、それにしてもガッカリだー。
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