インデックス投資女子 Around40 Happy Life ≫ 美術館・博物館 ≫ DIC川村記念美術館「絵の住処すみか-作品が暮らす11の部屋-」展に行きました&蕎麦「みなもと」が美味しい

DICの美術館がなかなかバブル、というのは聞いていましたが行ったことがありませんでした。DICというのはカラーチップで有名なあの大日本インキです(旧大日本インキ化学工業)。その研究所の敷地内にある大きな美術館です。
DIC川村記念美術館
絵の住処すみか-作品が暮らす11の部屋-
会期 2015年5月26日(火)-2016年1月11日(月・祝)
建築と内装とコレクションがマッチした企画展で良かったです。この美術館の建物はなんてこった!ってかんじの見た目をしてるけれど、中にはいると窓からみる景色が絵のようだったり、吹き抜けから作品を見おろせたりしておもしろいです。
この展示では作品にあわせた展示空間にしていることや、その色やトーンについても解説されています。「部屋」というので結構期待していたんだけれど、たいていは「ブース」という感じでした。日本画の部屋なんてのは、ふつうの美術館と大差ない。でも作品の見せ方だけでなく時代背景なども解釈した結果こういう色や空間なんですよとあらためて説明されるとさすがDIC!となるので我ながらチョロい。
この美術館には、ロスコだけの専用部屋があります。シーグラム壁画と呼ばれる作品群で、その色に閉じこめられるような圧迫感さえあります。でもさらによく眺めているとその色がじぶんに写り込むようになり、次第に圧迫感も消えてどこまでもその色が染みて続くような気がします。
肌は色を感じるということを聞いたことがありますが、この部屋にいくとそれを実感できるのではないでしょうか?レッツトライ!
このロスコのあとに、バーネットニューマンの「アンナの光」が観られないのはたしかに残念です。数年前に売却されて美術館にはありません。これらふたつの作品の違いを、観る側の感じ方の対比として体験的にみることができたらもっと面白かったんだろうなあ。あー、もっと早く来れば良かった!
でもレンブランドの艶やかな黒とロスコの肌に訴えかけるような褐色を見比べても、また違った気づきをえられます。
美術館ではたいてい音声ガイドを借りますが、DIC川村記念美術館に行く場合はぜひガイドツアーにご参加ください。すごく良かったです。
何が良かったかというと、作品解説だけでなく建物と作品、内装と作品、作品と作品の関連性やその見方などを丁寧に説明してくれます。また彫像も多いのでどこからどうみるとどのような意味があるのかとか、日の光がどうだとどう見えるとかも説明してくれます。また、サイトスペシフィックな作品をその場で解説してもらえるのは知らずに観たときと、知ってから観たときで違った見方を持てます。なにより美術館のガイドスタッフさんから直接教えてもらえるってうれしいですよね。
毎日14:00にエントランスホールに行くと参加できます。
事前申し込みは不要、料金もかかりません。
これはオトク!
お庭も立派なので、ぜひ散策するとよいのですが、寒くてあきらめました。暖かい時期にまたいきたいな。

近くにあるお蕎麦屋さん「みなもと」が美味しいです。
といっても車で10分くらいは離れていますが。

寒かったから鴨南蛮で十割蕎麦と八割蕎麦の食べ比べ

お土産に蕎麦あられをぜひ。1袋100円。
お醤油の香ばしさと蕎麦の風味がサイコー。
地方の美術館にいくときは、土地の食べ物をいただくのが楽しみ。
DIC川村記念美術館「絵の住処すみか-作品が暮らす11の部屋-」展に行きました&蕎麦「みなもと」が美味しい
- 2016/02/03

DICの美術館がなかなかバブル、というのは聞いていましたが行ったことがありませんでした。DICというのはカラーチップで有名なあの大日本インキです(旧大日本インキ化学工業)。その研究所の敷地内にある大きな美術館です。
絵の住処すみか-作品が暮らす11の部屋-
DIC川村記念美術館
絵の住処すみか-作品が暮らす11の部屋-
会期 2015年5月26日(火)-2016年1月11日(月・祝)
建築と内装とコレクションがマッチした企画展で良かったです。この美術館の建物はなんてこった!ってかんじの見た目をしてるけれど、中にはいると窓からみる景色が絵のようだったり、吹き抜けから作品を見おろせたりしておもしろいです。
この展示では作品にあわせた展示空間にしていることや、その色やトーンについても解説されています。「部屋」というので結構期待していたんだけれど、たいていは「ブース」という感じでした。日本画の部屋なんてのは、ふつうの美術館と大差ない。でも作品の見せ方だけでなく時代背景なども解釈した結果こういう色や空間なんですよとあらためて説明されるとさすがDIC!となるので我ながらチョロい。
お目当てはロスコルーム
この美術館には、ロスコだけの専用部屋があります。シーグラム壁画と呼ばれる作品群で、その色に閉じこめられるような圧迫感さえあります。でもさらによく眺めているとその色がじぶんに写り込むようになり、次第に圧迫感も消えてどこまでもその色が染みて続くような気がします。
肌は色を感じるということを聞いたことがありますが、この部屋にいくとそれを実感できるのではないでしょうか?レッツトライ!
このロスコのあとに、バーネットニューマンの「アンナの光」が観られないのはたしかに残念です。数年前に売却されて美術館にはありません。これらふたつの作品の違いを、観る側の感じ方の対比として体験的にみることができたらもっと面白かったんだろうなあ。あー、もっと早く来れば良かった!
でもレンブランドの艶やかな黒とロスコの肌に訴えかけるような褐色を見比べても、また違った気づきをえられます。
ガイドツアーがすごく良い!
美術館ではたいてい音声ガイドを借りますが、DIC川村記念美術館に行く場合はぜひガイドツアーにご参加ください。すごく良かったです。
何が良かったかというと、作品解説だけでなく建物と作品、内装と作品、作品と作品の関連性やその見方などを丁寧に説明してくれます。また彫像も多いのでどこからどうみるとどのような意味があるのかとか、日の光がどうだとどう見えるとかも説明してくれます。また、サイトスペシフィックな作品をその場で解説してもらえるのは知らずに観たときと、知ってから観たときで違った見方を持てます。なにより美術館のガイドスタッフさんから直接教えてもらえるってうれしいですよね。
毎日14:00にエントランスホールに行くと参加できます。
事前申し込みは不要、料金もかかりません。
これはオトク!
お庭も立派なので、ぜひ散策するとよいのですが、寒くてあきらめました。暖かい時期にまたいきたいな。
蕎麦「みなもと」が美味しい

近くにあるお蕎麦屋さん「みなもと」が美味しいです。
といっても車で10分くらいは離れていますが。

寒かったから鴨南蛮で十割蕎麦と八割蕎麦の食べ比べ

お土産に蕎麦あられをぜひ。1袋100円。
お醤油の香ばしさと蕎麦の風味がサイコー。
地方の美術館にいくときは、土地の食べ物をいただくのが楽しみ。


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