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すっごい行列と聞く若冲展でしっかり行列を堪能してきました(違)。150分並んで90分鑑賞。
「生誕300年記念 伊藤若冲」展
会期:2016年4月24日(日)-5月24日(日)
開室9:30、閉室17:30(金曜日は20:00)。最終入室は閉室30分前まで。閉館は閉室30分後まで。
理由は明快で、若冲TOP40がずらりだから!(FENでAmerican TOP40聞いてた世代)
「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅、「鳥獣花木図屏風」、「象と鯨図屏風」、そして83年ぶりに「発見」されたという「孔雀鳳凰図」、「鹿苑寺の障壁画」など。
これらを一気に観られて、当日券1600円(前売り1300円)。こりゃ、行かなきゃ損!しかも会期は1ヶ月のみで巡回展はナシ!というわけで連日長蛇の列。(岡田美術館で孔雀鳳凰図をみようとしたら、入館料2800円だからね。)
「動植綵絵」は、2009年御即位20年記念特別展「皇室の名宝-日本美の華」展以来、「鳥獣花木図屏風」は、2003年森美術館「ハピネス」展以来という、ひさびさの鑑賞でした。
行くのやめようかと思ったけど、1300円はドブに捨てるのも惜しくて有給を取って行ってきました。いやしかし、有給ってのは日給分を使ってるわけで…(以下略)。
【若冲展行列と鑑賞時間】
14:50…入室待機列最終尾に到着
16:10…美術館の門通過
16:30…美術館館内到着(列から離脱してロッカーとお手洗い利用)
17:15…入室(鑑賞スタート)
18:10…「釈迦三尊像」「動植綵絵」鑑賞
18:40…退室(ロビーでカタログ購入)
約1時間30分鑑賞していたはずなのに、体感的には1時間くらいしか観てない感じでした。というのも館内がごったがえしていて、モッシュやら怒号がすごくて落ち着かない。ツイッターで高齢者の方々の怒号がすごいっていう情報を見て「まさか~」と思ったのに、本当に飛び交ってました。ひー。
200分待ちはあたりまえ、65歳以上が無料になる日には320分の待機列ができる状況ってのは異常です。列の途中に給水所があったり、日傘の貸し出しがあるそうですが、気遣いのポイントがズレている気がして仕方ないです
。整理券を配布したり、開室時間を延長するのが求められている対応なんじゃないのかな?作品保護の観点から開室時間を延長できないのかと思いきや、実際には延長しているわけだし。
お年寄りはインターネットやツイッターを使っていないから余計に情報が伝わっていなくて、チケットを購入する列がこれとまた別にあるとかも十分に知られていません。チケットを買ったけど、異常な行列に並ぶことができなくて諦めた場合、払い戻しも無いとなると、もはや詐欺っぽいと感じちゃうなあ。
30幅すべてが圧巻。でもちょいちょいかわいらしい描写があって、ふと肩のチカラが抜けます。蛸の足に仔蛸がついてたり、水鳥が潜る音(どぷん!)が聞こえてきそうな描写だったり。
そしてどの作品も視点を操られる感じがおもしろく、隅々まで自然と観てしまいます。紅葉したモミジの根元を見ているはずが、きがつくと枝にとまる鳥の腹を見上げていたり、ひとつの絵画に複数の視点があり、それが見事にひとつにまとまっています。
視点のリズムは「菜蟲譜」にもあり、10メートルくらいのとっても長い巻物に描かれた野菜と昆虫は、ひとつひとつのカタチがリズムを刻んでいるので、まったく飽きずにそのすべてを自然に追い続けることができます。

この若冲展の図録は、今後画集として楽しめるとおもいます。3000円也。もはや安い。なにせ岡田美術館で孔雀鳳凰図をみようとしたら、入館料2800円だからね。(しつこい)
図録を購入したとき、オカネを払って「領収書をください」とお願いしたら、「え?カタログですか?」って聞き返されちゃって、再度「(カタログは今買って、オカネ払ったよね…)リョーシュウショ。リョーシューショください。」って頼んだら、「あ?フクロですか?」ってまた違うこと聞かれてしまって途方にくれちゃうくらい、係員さんもこちらもヘトヘトでした。

150分待ち!東京都美術館「生誕300年記念 伊藤若冲」展にいきました
- 2016/05/18

すっごい行列と聞く若冲展でしっかり行列を堪能してきました(違)。150分並んで90分鑑賞。
「生誕300年記念 伊藤若冲」展
「生誕300年記念 伊藤若冲」展
会期:2016年4月24日(日)-5月24日(日)
開室9:30、閉室17:30(金曜日は20:00)。最終入室は閉室30分前まで。閉館は閉室30分後まで。
なんでこんなに並ぶの若冲展
理由は明快で、若冲TOP40がずらりだから!(FENでAmerican TOP40聞いてた世代)
「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅、「鳥獣花木図屏風」、「象と鯨図屏風」、そして83年ぶりに「発見」されたという「孔雀鳳凰図」、「鹿苑寺の障壁画」など。
これらを一気に観られて、当日券1600円(前売り1300円)。こりゃ、行かなきゃ損!しかも会期は1ヶ月のみで巡回展はナシ!というわけで連日長蛇の列。(岡田美術館で孔雀鳳凰図をみようとしたら、入館料2800円だからね。)
「動植綵絵」は、2009年御即位20年記念特別展「皇室の名宝-日本美の華」展以来、「鳥獣花木図屏風」は、2003年森美術館「ハピネス」展以来という、ひさびさの鑑賞でした。
15時から150分並んだ
行くのやめようかと思ったけど、1300円はドブに捨てるのも惜しくて有給を取って行ってきました。いやしかし、有給ってのは日給分を使ってるわけで…(以下略)。
【若冲展行列と鑑賞時間】
14:50…入室待機列最終尾に到着
16:10…美術館の門通過
16:30…美術館館内到着(列から離脱してロッカーとお手洗い利用)
17:15…入室(鑑賞スタート)
18:10…「釈迦三尊像」「動植綵絵」鑑賞
18:40…退室(ロビーでカタログ購入)
約1時間30分鑑賞していたはずなのに、体感的には1時間くらいしか観てない感じでした。というのも館内がごったがえしていて、モッシュやら怒号がすごくて落ち着かない。ツイッターで高齢者の方々の怒号がすごいっていう情報を見て「まさか~」と思ったのに、本当に飛び交ってました。ひー。
200分待ちはあたりまえ、65歳以上が無料になる日には320分の待機列ができる状況ってのは異常です。列の途中に給水所があったり、日傘の貸し出しがあるそうですが、気遣いのポイントがズレている気がして仕方ないです
。整理券を配布したり、開室時間を延長するのが求められている対応なんじゃないのかな?作品保護の観点から開室時間を延長できないのかと思いきや、実際には延長しているわけだし。
お年寄りはインターネットやツイッターを使っていないから余計に情報が伝わっていなくて、チケットを購入する列がこれとまた別にあるとかも十分に知られていません。チケットを買ったけど、異常な行列に並ぶことができなくて諦めた場合、払い戻しも無いとなると、もはや詐欺っぽいと感じちゃうなあ。
やっぱり「動植綵絵」は圧巻
30幅すべてが圧巻。でもちょいちょいかわいらしい描写があって、ふと肩のチカラが抜けます。蛸の足に仔蛸がついてたり、水鳥が潜る音(どぷん!)が聞こえてきそうな描写だったり。
そしてどの作品も視点を操られる感じがおもしろく、隅々まで自然と観てしまいます。紅葉したモミジの根元を見ているはずが、きがつくと枝にとまる鳥の腹を見上げていたり、ひとつの絵画に複数の視点があり、それが見事にひとつにまとまっています。
視点のリズムは「菜蟲譜」にもあり、10メートルくらいのとっても長い巻物に描かれた野菜と昆虫は、ひとつひとつのカタチがリズムを刻んでいるので、まったく飽きずにそのすべてを自然に追い続けることができます。
図録も忘れずに

この若冲展の図録は、今後画集として楽しめるとおもいます。3000円也。もはや安い。なにせ岡田美術館で孔雀鳳凰図をみようとしたら、入館料2800円だからね。(しつこい)
図録を購入したとき、オカネを払って「領収書をください」とお願いしたら、「え?カタログですか?」って聞き返されちゃって、再度「(カタログは今買って、オカネ払ったよね…)リョーシュウショ。リョーシューショください。」って頼んだら、「あ?フクロですか?」ってまた違うこと聞かれてしまって途方にくれちゃうくらい、係員さんもこちらもヘトヘトでした。


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