オカネを払ったり、納めたりすることを「とられた」って言うひとがいて、モヤっとします。なんで払った、納めたって言わないんだろ?
とられた=取られた?盗られた?
街を歩いてて、いきなりお財布をひったくられてしまったら、それはまったくもって「とられた」だなあと思います。1000円(税込)って表示してあったのに、実はその表示は間違いで1080円(税込)でしたって後から言われたらそれもまた「とられた」って言っていいと思う。
不本意であるってかんじがするんだよね、とられたって。でも税金とか年金とか、そういうのって知ってるでしょ?だいたいいくら納めるか。いやもし税金や年金に詳しくなくて、いくら納めてるか知らなくても、とられたってことじゃないと思うんだよね。
とった=取った?盗った?
「とられた」っていうからには、その相手はじぶんのオカネを「とった」ってことになる。「取った」かな、「盗った」かな。どちらにしてもずいぶん物騒な感じ。
不本意ながら支払いました、わかっちゃいるけど嬉しくない出費、そういことってあるけど。でもオトナなんだし、社会人なんだし、相互扶助とかそういうことも理解してるわけなんで、よっぽどでないかぎり「払った」または「納めた」にしておきたいです。
どっちを使ったとしても、オカネは減っていくんだから意味はないと言えばないんだけど、「納めた」というだけで義務を果たしたというう気持ちにもつながります。誰かの役に立ってるんだという意識。ただ勝手にオカネが減って、不本意な出費だったという気分になってしまうよりも、納めたと言ってみてささやかながらその意味を感じてみるのも大事なことなんじゃないかなあ。
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