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無リスク資産を加えたアセットアロケーション全体のリスク水準をざっくり把握する方法
- 2016/09/15
まえにムサコ会で教えてもらったのに、もう忘れちゃってまた聞いて、またまた忘れちゃってまたまた聞くのはもうしわけないのでメモ代わりに記事にしておきます。ファンドの海の「長期投資予想/アセットアロケーション分析」に無リスク資産とリスク資産をあわせた総資産を入力してサクッと期待リターンとリスクを出したいんだけど、わたしの無リスク資産は預貯金なので入力するときにちょっと悩むと相談したらこの方法を教えてもらいました。
【追記】預金とその他の資産の相関係数がすべて1の時以外、分散効果が働いて、ポートフォリオのリスクは加重平均よりも下がるそうなので、厳密にいうとこの方法で正確な期待リターンとリスクはでません。ザックリとリスク水準を把握する程度のものだよっていう方法です。
無リスク資産とリスク資産をあわせたアセットアロケーション全体じゃなくって、まずリスク資産だけをファンドの海の「長期投資予想/アセットアロケーション分析」でチェック。
わたしの場合↓
リスク資産のポートフォリオが先進国株80%、日本国株10%、新興国株10%。
期待リターン(年率)…5.41%
リスク(年率)…18.96%
先ほどの期待リターンとリスクは、リスク資産のみのものです。無リスク資産を含めたアセットアロケーションの期待リターンを求めるには、無リスク資産とリスク資産の比率に基づいて計算します。
アセットアロケーション全体の期待リターン(年率)=
(リスク資産の期待リターン×リスク資産の割合)+(無リスク資産のリターン×無リスク資産の割合)
※無リスク資産のリターンは定期預金の金利を入力するのですが、複数の定期預金があってそれぞれ金利が違うのをあれこれして求めるのは大変なので「0%」としちゃいます。(結局ザックリ…すみません)。
私の場合は、リスク資産60%、無リスク資産40%なので
(5.41%×0.6)+(0%×0.4)=3.246%
アセットアロケーション全体の期待リターン(年率)は、3.246%となります。
リスクも同様に求めます。
アセットアロケーション全体のリスク(年率)=
リスク資産のリスク×リスク資産の割合
リスク資産の割合は60%なので以下の通り。
(18.96%×0.6)=11.376%
アセットアロケーション全体のリスク(年率)は、11.376%となります。
こうやって計算してみるとアセットアロケーションのリスクは、無リスク資産の大きさで抑えることができるんだなーって実感できますね。無リスク資産とリスク資産の比率大事。ひしひし。
また、無リスク資産=預貯金だと超低金利だから無リスク資産(預貯金)のリターンをざっくり「0%」として計算しちゃったけど、預貯金の預け先をちゃんと吟味すればリスクを取らずに確実にリターンを上げることができるので(ひとり1金融機関ごとに1000万円まで)、リスク資産のコストを吟味するだけでなく預貯金の預け先もちゃんと考えてみるのも同じくらい大事なことだなあ。しみじみ。つい満期になったらしばらく普通預金に放置しちゃったりしてるんだけど、それってもったいないよなあ。
ちなみに定期預金のチェックには、kenzさんのブログ「インデックス投資日記@川崎」がオススメ。
定期預金キャンペーン金利比較表 (2016年5月版・随時更新)

【追記】預金とその他の資産の相関係数がすべて1の時以外、分散効果が働いて、ポートフォリオのリスクは加重平均よりも下がるそうなので、厳密にいうとこの方法で正確な期待リターンとリスクはでません。ザックリとリスク水準を把握する程度のものだよっていう方法です。
1.リスク資産の期待リターンとリスクをチェック(年率)
無リスク資産とリスク資産をあわせたアセットアロケーション全体じゃなくって、まずリスク資産だけをファンドの海の「長期投資予想/アセットアロケーション分析」でチェック。
わたしの場合↓
リスク資産のポートフォリオが先進国株80%、日本国株10%、新興国株10%。
期待リターン(年率)…5.41%
リスク(年率)…18.96%
2.アセットアロケーション全体の期待リターン(年率)を求める
先ほどの期待リターンとリスクは、リスク資産のみのものです。無リスク資産を含めたアセットアロケーションの期待リターンを求めるには、無リスク資産とリスク資産の比率に基づいて計算します。
アセットアロケーション全体の期待リターン(年率)=
(リスク資産の期待リターン×リスク資産の割合)+(無リスク資産のリターン×無リスク資産の割合)
※無リスク資産のリターンは定期預金の金利を入力するのですが、複数の定期預金があってそれぞれ金利が違うのをあれこれして求めるのは大変なので「0%」としちゃいます。(結局ザックリ…すみません)。
私の場合は、リスク資産60%、無リスク資産40%なので
(5.41%×0.6)+(0%×0.4)=3.246%
アセットアロケーション全体の期待リターン(年率)は、3.246%となります。
3.アセットアロケーション全体のリスク(年率)を求める
リスクも同様に求めます。
アセットアロケーション全体のリスク(年率)=
リスク資産のリスク×リスク資産の割合
リスク資産の割合は60%なので以下の通り。
(18.96%×0.6)=11.376%
アセットアロケーション全体のリスク(年率)は、11.376%となります。
無リスク資産って大事ってわかる
こうやって計算してみるとアセットアロケーションのリスクは、無リスク資産の大きさで抑えることができるんだなーって実感できますね。無リスク資産とリスク資産の比率大事。ひしひし。
また、無リスク資産=預貯金だと超低金利だから無リスク資産(預貯金)のリターンをざっくり「0%」として計算しちゃったけど、預貯金の預け先をちゃんと吟味すればリスクを取らずに確実にリターンを上げることができるので(ひとり1金融機関ごとに1000万円まで)、リスク資産のコストを吟味するだけでなく預貯金の預け先もちゃんと考えてみるのも同じくらい大事なことだなあ。しみじみ。つい満期になったらしばらく普通預金に放置しちゃったりしてるんだけど、それってもったいないよなあ。
ちなみに定期預金のチェックには、kenzさんのブログ「インデックス投資日記@川崎」がオススメ。
定期預金キャンペーン金利比較表 (2016年5月版・随時更新)


記事タイトルを変更しました。
前のタイトルだと、キッチリ正確に計算できる方法のように見えてしまうので現状のタイトルに変更しました。どれくらいのリスクの大きさなのか、レベル感の把握ができるよという程度のものだということを強調しました。
前のタイトルだと、キッチリ正確に計算できる方法のように見えてしまうので現状のタイトルに変更しました。どれくらいのリスクの大きさなのか、レベル感の把握ができるよという程度のものだということを強調しました。
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