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ドルコスト平均法とリスク許容度と世界分散投資

こないだオフ会でドルコスト平均法について話題になりました。ドルコスト平均法は買付のときのココロの支えみたいなもの。すでに保有しているぶんは、まとまった額として市場の波にさらされてるよね。だから世界分散投資って大事だし、リスク許容度を持つことも大事だねって話でした。


一括投資orドルコスト平均法

投資にまわせる余裕資金を一括投資するかドルコスト平均法で月々積立にするかは、これから投資をはじめる&はじめたばっかりさんには興味深い話です。

結論としては、どっちでもOKと言われています。ただし一括投資だと値動きにドキドキしがちだし、ドルコスト平均法だと一括投資にくらべて機会損失がおきがちということがあります。投資効率的には一括投資が良いと言われていて、心理的(気休め的?)にはドルコスト平均法だと言われています。

これまで投資をしたことがなかったさんや、投資をはじめたばっかりさんには、ただの預貯金が満期になっただけでもドキがムネムネしちゃうくらいなのに(わたしですが…)、まとまった額を一括で市場にポンと置く勇気なんて持ち合わせてないよってことで、最初は投資行為や市場のゆらぎに慣れるためにもドルコスト平均法をとる方が多いと思います(わたしですが…)。


しかし、リスクの受け方はどっちも同じ…

わたしは投資をはじめて2年ちょっと。振り返るとけっこうな額(おぱる比)がリスク資産になっています。一方、毎月の積立額はそれにくらべると微々たるものになってきました(あと20年続けるとしたらまだまだ、これからもっと微々微々たるものになっていく)。

こうなってくると、大きな袋を背負いながらそこに毎月チョイチョイ追加している感じです。チョイチョイ追加してるぶんがドルコスト平均法を使った毎月の新規買付ぶんであり、背負っている大きな袋がこれまでチョイチョイ買って保有してきたリスク資産。この大きな袋は常に市場の影響を受けて膨らんだり凹んだりしているわけです。

基準価額が上がった時に購入すれば少ない口数しか買えませんが、基準価額が下がったときにも同額購入すれば安く多くの口数を買うことができてうれしくて、また基準価額が上がったら下がった時に買った口数のぶんがぐいっと値上がりしてうれしい。こうして定期的に買付をすることで、購入価額の平準化を狙えるよってのがドルコスト平均法の特長。

一方背負ってる大きな袋のほう(購入済みの保有リスク資産)は、一括だろうがドルコスト平均法で買い付けたものだろうが、その日その時の相場の揺らぎに晒されています。


保有資産に対するリスク管理:リスク許容度を考える

わたしの、2年かけてドルコスト平均法でチョイチョイ詰め込んできたおおきな袋。これは毎日の市場の波を受けているわけですが、あんまり大きな波を受けて凹みすぎて中身がほとんどなくなるのは困ると考えています。リーマンショック並みの下落がきたらほとんどなくなるってこともありうる。いくら余裕資金で投資をしているっていっても、限度ってものがあるよねってことでリスク許容度を設定しています。だいたいマイナス30%まで。これを超える資産減があったら、小さい袋にしつらえなおすことを考えています。

事前にどこまでなら投資を続けられるかというリスク許容度をチェックして、ここまでの凹みなら耐えようって目安にする。じぶんの許容度を超えた凹みがあったら、リスク資産と無リスク資産の比率を調整してリスク資産を小さくするつもりです。

ドルコスト平均法を使った買付時は、上がってもうれしい下がってもうれしいですが、保有資産については下がってもうれしいとはいきません。思ったより大きなリスクを背負ってしまうかもしれないので、どこまでの下げなら耐えようというラインは大事です。(落ちるナイフを掴まないってこと)。わたしの場合は、まだ直面したことがないから特にそう考えています。


保有資産に対するリスク管理:分散投資

つぎに大事にしているのは、市場の波を受けても背負ってる袋ができるだけ大きく凹まないことです。これは、アセットアロケーションをつくるときに設定したものですが、できるだけ世界に分散投資をすること。「卵はひとつのカゴに盛るな」です。これを実感するのは、買付時でなく保有資産に対してですね。

個々の会社が不祥事で問題になったときでも、わたしが保有しているTOPIXをベンチマークにしてるのインデックスファンド全体ではたいしたことがなかったりします。日経平均がどうしたー!ってニュースになっていても、先進国株式(MSCIコクサイをベンチマークにしてるインデックスファンド)や新興国株式(MSCIエマージングをベンチマークにしてるインデックスファンド)も保有しているので、資産全体ではそれほど大きな動きはなかったりもします。投資先を分散することで、袋の凹みをできるだけ抑えてくれています。



ドルコスト平均法でリスク許容度内で世界分散投資しよう、よく言われているこのことは、実際に投資をしてみると「なるほどなあ」と実感します。買う時のココロを支えてくれる方法と、持っている資産に対してできるだけ安定的に成長させたいという方法。でも市場はどうなるかわからないからリスク許容度っていう物差しは忘れずに持っていようねってことなんですね。

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プロフィール

opal (おぱる)

Author:opal (おぱる)
アラフォー、既婚、会社員。インデックス投資信託を2014年8月からコツコツ毎月積立してバイアンドホールドを目指す。貯蓄、倹約そして浪費の日々もメモ。
弊ブログでは「アセットアロケーション」は無リスク資産を含み、生活防衛資金は含みません。「ポートフォリオ」「リスク資産配分」はリスク資産部のみを指し、無リスク資産や生活防衛資金は含みません。

【メディア掲載履歴】
日経ヴェリタス2015年11月15日号
Yen SPA! 2016年 冬 1/12号
東証マネ部!2017年 5/30
DAILY ANDS「投資信託メンズ化計画」全5回 2017年7/28
日経新聞web版 2018年 2/19
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