ブログのコメント欄にてご質問をいただきました。非公開コメントだったので記事にすることにしました。ちなみに個別アドバイスはしていないです。それから以下の意見もあくまでわたしの考え方なので、投資は自己責任でお願い致します。
【質問】老後に備えて投資信託は長期保有を基本にしているけれど、短期では増えないの?
ご質問者さんは50代の女性。老後に備えて投資信託を長期保有なさるそうです。
一方で、来年の旅行費用や毎月の給与補填などの短期間のうちに必要となるオカネは投資信託で増やせないのかな?という疑問をお持ちで、投資信託は短期では増えないの?というご質問に至っていました。
どんな投資信託を長期保有しようとしてるのかな?
投資のスタイルはそれぞれなので、どのような商品を保有しようともそれぞれの好みだとは思うのですが、わたしのブログにいらしてくださってこのご質問をしてくださったということを鑑みると、わたしの場合は投資信託ならなんでも長期保有していればOKってわけじゃなくてじぶんなりの決まりを持ってるんだよと、ひとこと声をかけたくなりました。
投資信託にもいろいろあって、わたしがしているのは、ノーロードで低コスト(低信託報酬)なインデックスファンドを、世界分散するように組み合わせて、毎月一定額を購入していくドルコスト平均法を基本とした投資方法です。長期保有しながら長期で買付もしています。
このような投資法にご興味がある上で、わたしのブログにコメントしてくださったと考えると、お持ちの投資信託は世界分散されているのか、手数料はかかりすぎていないかなどが気になりました。今一度ご確認いただきたいところです。
ちなみにわたしは先進国株式:日本国株式:新興国株式を8:1:1で保有しています。保有ファンドは以下3つです。
・ニッセイ外国株式インデックスファンド
・ニッセイTOPIXインデックスファンド
・野村インデックスファンド新興国株式(Funds-i)
運用中のアセットアロケーションはこちら→「
移行期間1年1ヶ月で、目指すアセットアロケーションになってた。」
2016年4月のポートフォリオと成績はこちら→「
2017年4月積立投資信託運用成績」
また、なんでこの資産配分になったの?というのはこちらをご参照ください→「
初心者のアセットアロケーション設計体験|全記事まとめ」
【答え その1】投資信託は短期では増えないの?→わかんないっす
毎月一定額を購入し続けていると、基準価額が高いときも低いときもそれなりにあって、その平均をとりながら世界全体の株式の成長になるべく沿いながら資産を増やしていけるのでは?と考えてこの投資法をしています。
基準価額が高いときも低いときもあるというのを受け入れてやっている投資なので、短期では増えないときもあります。減るときがあります。
もちろん増えるときもあります。でもいつ増えるか、いつ減るかというのはさっぱりわかりません。相場を読むことはできないからです。
なので、投資信託は短期では増えないの?というご質問にはそればっかりはわからないっす、という答えになります。
【答え その2】短期間に必要となるオカネは投資信託で増やせないのかな?→わたしは預貯金で対応してます
わたしの場合、来年の旅行費用や毎月の給与補填などの短期間のうちに必要となるオカネは、投資信託などのリスク資産ではなく、無リスク資産である預貯金で対応しています。
旅行費用はともかく、生活費の補填が必要な時に、相場の影響でリスク資産(投資信託)が目減りしていたら補填なんてできません。生活費が不足しているという緊急事態にリスク資産をあてにして、そのリスク資産が目減りしていて補填どころじゃない!なんていうさらなる緊急事態が目に浮かびます。
これは確保しておきたいなというオカネはリスクの無い安全な方法で育てたいなと考えています。とはいえ超低金利なのでほぼ増えませんが。
資産全体をチェックして、余裕資金で投資をしよう
ご質問者さんのコメントを拝見していると、資産全体をチェックしているかな?ということも気がかりになってきます。
今もっている資産全体をチェックして、そのうちのどれくらいをリスク資産(投資信託)にまわして、どれくらいを無リスク資産にして(預貯金や個人向け国債)、生活防衛資金(いざというときの備えのオカネ)はどれくらい確保しようかという確認をします。
リスク資産と無リスク資産の比率、そして生活防衛資金の額はひとそれぞれなので、じぶんにあった比率や額を求める必要があります。
まあ、どれがじぶんにあってるかなんてのはわからないんだけど、わからないからってやらないってのはまた違うと思うので、鉛筆ナメナメがんばります。
がんばったのが、さきほどあげたこれです。→「
初心者のアセットアロケーション設計体験|全記事まとめ」
というわけで、投資信託は短期で増えるかどうかというと、わかんないっす。
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