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3歳、貯金が貯まったので100円ショップでお買い物!3歳児にとってのおカネの価値とは。
- 2021/04/20
3歳、貯金をしたがる。労働して10円稼いで貯金しています。そして浪費も。
貯金をしたがり、労働で10円を稼ぐようになったこぱる。
サンドイッチを作り、トマトやイチゴのへたを取り、コーヒーを挽いて200円以上貯めました。
コンビニで売っていた水風船を見て、貯金で買えるか聞いてきたこぱる。ちょっとおカネが足りませんでした。でも100円ショップなら買えることを教え、100円ショップならお店のものどれでも好きなモノを1つ110円で買えると説明しました。最初はいますぐコンビニで買いたいと言いましたが、お店のものどれでも好きなモノが1つ買えるということを理解すると、とても楽しみにしていました。
待ちに待った週末、100円ショップに連れて行きました。財布代わりの小さなポーチに貯金箱から110円を入れてあげました。さあ行っておいで~と放つと、店内をウロウロウロウロ異様に歩き回り落ち着きがありません。しかも、顔が真顔で怖い。
そりゃそうだ。サンドイッチを毎朝作り、トマトやイチゴのへたを山ほど取り、コーヒーミルを腕が疲れるほど回したんだもの。それで買えるのがたった1つだけ!そりゃ真剣にもなるわな。
やっぱりおもちゃだなと思ったらしく、おもちゃコーナーで水風船を見つけました。そういえば、水風船が欲しかったんでした。でもでもそういえば、その前から欲しかったのはゼンマイで動くおもちゃでした。アヒルのお風呂遊び用のゼンマイおもちゃも目の前にあります。さらに見上げると、砂場やお風呂であそべる水車もあります。
うーん。
悩む3歳児。顔がますます険しくなり、両親の存在なんて消え失せています。アヒルを手に取り、水風船をにらみつけ、水車をみあげる。水風船を手に取り、アヒルと見比べ、水車を持ってみる。
うーん。
やっぱりアヒルだと、アヒルをもってレジに行くも、やっぱりおもちゃコーナーに戻って水車と水風船をにらむ。ええい、やっぱり水車だ、ピンクの水車だ、青じゃないぞピンクだぞと手に取るも、アヒルをどうしても棚に戻せない。
ぐぬう。
ええい、アヒルだ、アヒルだ。きっとアヒルなんだと思いつつも、水風船が気になってヘビににらまれたカエルのように水風船の前から離れられない。でもアヒルも手放せない。ええい、ええい、アヒルなんだと意を決してレジに行くも、ああ、やっぱりすんでのところでおもちゃコーナーに戻ってきちゃう。魔性の水風船め!
アヒルを抱えつつ水風船の目の前で突如目を閉じる3歳児。どうしたどうした?と見ていると、まぶたをピクつかせながらジーッと目を閉じ続けている。
瞑想!
どのおもちゃが自分にとってベストなのか、毎朝サンドイッチを作り続け、トマトやイチゴのへたを山ほど取り、コーヒーミルを腕が疲れるほど回した対価として最もふさわしいおもちゃはどれなのか、目を閉じて微動だにせず考察しているようでした。
カッ!
目を開くと、水風船に最後のひとにらみをし、アヒルを抱えてレジに向かいました。
アヒルに決定!いそいそレジに並び、いそいそ順番を待ち、じゃらじゃら10円玉をトレーに出し、労働対価である110円をレジ係さんが数える様子を固唾をのみつつ眺め、じゃらじゃらとレジに吸い込まれるのを見届けました。超真剣、無言。
お会計のあとは急に嬉しそうな顔になり、アヒルを改めて抱えて「レディー」という名前をつけました。
えがったね。
おさるのジョージみたいに貯金箱におカネを入れたい、好きなモノを買いたいというだけの望みで始めた貯金と労働(お賃金10円)。お買い物ごっこと違って、持っているおカネに限りがあることや、お手伝いをやったらおカネもらえる、やらなきゃおカネがもらえないこと、それらが頭の中でちゃんと繋がっていることが見て取れました。
100円ショップでおもちゃを1つ買うにも、サンドイッチを山ほど作らなくっちゃいけない。それはものすごく大変なことだ。だからこそ自分の働きに見合ったおもちゃをちゃんと選びたい、と思ったか思わなかったかは語らないのでわかりませんが、親から見たらそのような殺気がすさまじく、3歳、すげぇ人間…と驚きました。
コーヒー豆挽きはすっかり飽きて、サンドイッチとへた取りしかしなくなりましたが、今後も気が向いたらがんばってね。

貯金をしたがり、労働で10円を稼ぐようになったこぱる。
サンドイッチを作り、トマトやイチゴのへたを取り、コーヒーを挽いて200円以上貯めました。
コンビニで売っていた水風船を見て、貯金で買えるか聞いてきたこぱる。ちょっとおカネが足りませんでした。でも100円ショップなら買えることを教え、100円ショップならお店のものどれでも好きなモノを1つ110円で買えると説明しました。最初はいますぐコンビニで買いたいと言いましたが、お店のものどれでも好きなモノが1つ買えるということを理解すると、とても楽しみにしていました。
100円ショップに放たれた3歳児
待ちに待った週末、100円ショップに連れて行きました。財布代わりの小さなポーチに貯金箱から110円を入れてあげました。さあ行っておいで~と放つと、店内をウロウロウロウロ異様に歩き回り落ち着きがありません。しかも、顔が真顔で怖い。
そりゃそうだ。サンドイッチを毎朝作り、トマトやイチゴのへたを山ほど取り、コーヒーミルを腕が疲れるほど回したんだもの。それで買えるのがたった1つだけ!そりゃ真剣にもなるわな。
おもちゃコーナーとレジを行ったり来たり
やっぱりおもちゃだなと思ったらしく、おもちゃコーナーで水風船を見つけました。そういえば、水風船が欲しかったんでした。でもでもそういえば、その前から欲しかったのはゼンマイで動くおもちゃでした。アヒルのお風呂遊び用のゼンマイおもちゃも目の前にあります。さらに見上げると、砂場やお風呂であそべる水車もあります。
うーん。
悩む3歳児。顔がますます険しくなり、両親の存在なんて消え失せています。アヒルを手に取り、水風船をにらみつけ、水車をみあげる。水風船を手に取り、アヒルと見比べ、水車を持ってみる。
うーん。
やっぱりアヒルだと、アヒルをもってレジに行くも、やっぱりおもちゃコーナーに戻って水車と水風船をにらむ。ええい、やっぱり水車だ、ピンクの水車だ、青じゃないぞピンクだぞと手に取るも、アヒルをどうしても棚に戻せない。
ぐぬう。
ええい、アヒルだ、アヒルだ。きっとアヒルなんだと思いつつも、水風船が気になってヘビににらまれたカエルのように水風船の前から離れられない。でもアヒルも手放せない。ええい、ええい、アヒルなんだと意を決してレジに行くも、ああ、やっぱりすんでのところでおもちゃコーナーに戻ってきちゃう。魔性の水風船め!
おもちゃコーナーで瞑想を始める3歳児
アヒルを抱えつつ水風船の目の前で突如目を閉じる3歳児。どうしたどうした?と見ていると、まぶたをピクつかせながらジーッと目を閉じ続けている。
瞑想!
どのおもちゃが自分にとってベストなのか、毎朝サンドイッチを作り続け、トマトやイチゴのへたを山ほど取り、コーヒーミルを腕が疲れるほど回した対価として最もふさわしいおもちゃはどれなのか、目を閉じて微動だにせず考察しているようでした。
カッ!
目を開くと、水風船に最後のひとにらみをし、アヒルを抱えてレジに向かいました。
レジに吸い込まれる11枚の10円玉
アヒルに決定!いそいそレジに並び、いそいそ順番を待ち、じゃらじゃら10円玉をトレーに出し、労働対価である110円をレジ係さんが数える様子を固唾をのみつつ眺め、じゃらじゃらとレジに吸い込まれるのを見届けました。超真剣、無言。
お会計のあとは急に嬉しそうな顔になり、アヒルを改めて抱えて「レディー」という名前をつけました。
えがったね。
貯金を通して、思った以上の成長にびっくり
おさるのジョージみたいに貯金箱におカネを入れたい、好きなモノを買いたいというだけの望みで始めた貯金と労働(お賃金10円)。お買い物ごっこと違って、持っているおカネに限りがあることや、お手伝いをやったらおカネもらえる、やらなきゃおカネがもらえないこと、それらが頭の中でちゃんと繋がっていることが見て取れました。
100円ショップでおもちゃを1つ買うにも、サンドイッチを山ほど作らなくっちゃいけない。それはものすごく大変なことだ。だからこそ自分の働きに見合ったおもちゃをちゃんと選びたい、と思ったか思わなかったかは語らないのでわかりませんが、親から見たらそのような殺気がすさまじく、3歳、すげぇ人間…と驚きました。
コーヒー豆挽きはすっかり飽きて、サンドイッチとへた取りしかしなくなりましたが、今後も気が向いたらがんばってね。

